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産科診療方針

周産期オープンシステム

滋賀医科大学との連携

ここで申します産科オープン・セミオープンシステムとは、入江産婦人科院長が滋賀医大附属病院母子診療科の設備とスタッフと担当医師(産科の医師・新生児科の医師)の協力を仰ぎながら、妊婦検診・出産(帝王切開を含む)・産後検診に取り組むシステムです。

このシステムでは妊婦健診の主たる部分は当院で行い、分娩前・分娩は医大病院で行うことにより、分娩の安全性と妊産婦さんの利便性を保ちながら、それぞれの医療機関の特性を生かした役割分担が可能となります。
全国的には平成15年12月「厚生労働大臣医療事故対策緊急アピール」で医療安全対策の新しい取組みとして提案され平成17年度から国内各所で「産科オープン病院モデル事業」が行われてきました。

滋賀県内でもほとんどの産科医院がこのオープンシステムに登録はしているものの、正常お産は自施設でされるのが一般的です。
しかし、それですと、医大のドクターは、妊婦さんのハイリスク情報は紹介されたときでしか獲得できませんし、出産時の突然の異常は普通の救急搬送と変わらず、妊婦さんと赤ちゃんの危険度の緩和には至りません。

そこで入江産婦人科では県内初となる、結果的に正常な分娩であっても、突然の危険にも対応できるように滋賀医大での全面出産に方針が変わり、2009年11月より開始となりました。
この2年間で約50名の妊婦さんが登録していただき、ここ最近は安定してこのシステムに取り組み、ほぼ全例の妊婦さんの出産・帝王切開に立ち合えています。

皆様にもぜひご理解いただきたいのは、このシステムが産科医師の新しい運営スタイルとして確立しますと、地方の産科を志す医師の増員につながる点、予期せぬ危険な出産を減らせますので、病院勤務医の診療負担が軽減できる点、妊婦さんとそのご家族の方にもハッピーなゴールの確率を上げられるメリットがございます。

高度な周産期医療と新生児医療(NICU)

滋賀医大での産科医療と新生児医療
滋賀医大では2009年に産婦人科病棟の改築工事を得て、きれいなお部屋になっています。
長時間ご家族の方も滞在できます。

また出産は、ハイリスクが発生しない限りはご家族(子供も含む)立ち会いができます。
出産後の写真・ビデオ撮影も構いません。
いたって、一般の民間施設と変わりありません。

その一方で、私以外に、病院当直医師1名、産科助産師1名、児受け助産師1名(救急トレーニングを積んでおられます)、緊急時には応援医師1名、また児の突然の診察には下の階からNICUの医師が応援に駆け付けます。
たぶん一般の施設では考えられません。

新生児病棟もNICU(Neonatal Intensive Care Unit)、新生児特定集中治療室とGCU(Growing Care Unit) 、継続(回復)保育室とを備えています。

しかし、何よりも特筆すべきは、専門医からすぐに赤ちゃんの診察・治療が受けられるということでしょう。

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